人権スコラ
土曜日は人権スコラに行ってきました。世人権のチラシを持っていくのを忘れた・・・相変わらず詰めが甘いです。
障害者問題の2回目だったこの日は、障害者権利条約について、牧口一二さんがお話をする回でしたが、
牧口さんが想うことについて色々語り、参加者でまたディスカッションをしました。
「害」の漢字をひらがなにしたり、「碍」にしたところで、障害者差別はなくなるのだろうか。それでなくなるのなら万々歳だ。
障害者の「害」の漢字をひらがなにしたり、「碍」という漢字にすることがありますが、結局それって、問題をぼやかしてるだけで、事の本質をとらえきれていないと思う。そして「お年寄りの方」という言い方はわかるけど、「障害のある方」っていう言い方は、なんか違う。「障害のある人」でいいのに、そこに尊敬の言葉を使うのはなんかおかしいといった発言から、「障害者問題への理解が前進したか、後退したか」という議論に発展しました。
時々、「障害を持っておられる方」っていう言い方をする人がいて、私も少し違和感を持っていました。漢字とか、言い方の問題ではない。もちろん悪意をもって、障害者を差別する発言はいけないけど、言葉の意味をわかっているなら問題ないと私は思っています。
御年80をこえた牧口さんはとても元気(に見えるけれど、実際はしんどいかもしれない)で、話す言葉ひとつひとつに深みがある。
不自由ではなく、「不便」という言葉を使いたい。
障害は自然災害みたいなもん、みんな地震や台風はイヤやけど、避けて通れない。障害もそれと一緒。そんな言葉が胸に残りました。