人権スコラ

公募の関係でバタバタしています。いや、正確には、気が焦っているだけですが。

土曜日は人権スコラに行ってきました。なかなか報告できなかったのですが、9月21日にも2コマ受講したので、今回で3コマ目です。

9月21日は、大阪市立大学の土屋貴志さんの「人権とは?お互いの人権を侵害しないという約束~社会契約~」というテーマでしたが、私にはなかなか難しいお話でした。哲学は「そもそも」が多くて、ついていくのに必死でしたが、理解はしきれませんでした。

その日の2コマ目は、大阪大学大学院人間科学研究科の辻大介さんの「インターネットと排外主義、レイシズム(1)、ネットでなぜヘイトとフェイクが力をもつのか」というテーマでした。

偶然にもメディアリテラシーのお勉強で知り合った中学校の先生と数年ぶりにお会いした。始まる前に、「辻さんの話はめっちゃ面白いよ~!」と聞いて、その通り、ものすごく面白いお話でした。ネトウヨは高齢者のほうがなりやすいということ、フェイクニュースを信じてしまう心理状況など、なるほどなぁと思うことがたくさんでした。

2回連続でしたが、残念ながら2回目は娘の運動会で参加できなかったので、ほかのスタッフに行ってもらいましたが、1回目と違って、2回目はものすごく難しかったそうです。来年ぐらい、豊中に来てもらえないかなぁと考えています。

そして先週は、神戸大学大学院国際協力研究科教授の木村幹さんの「日本の植民地支配と歴史認識問題」がテーマでした。前述したネトウヨたちは、「植民地のおかげで経済成長したから、植民地は間違っていなかった」というクソみたいな言い分をします。

確かに経済成長はしたものの、それで潤ったのは日本から朝鮮半島に渡った日本人の地主や投資家などであり、現地で搾取されている朝鮮人・韓国人の生活は困窮したままだった。お米の生産量も増えているが、日本での米騒動が影響して、取れるお米もすべて戦地や日本に流れて、植民地化の食糧環境は悪化していった。経済そのものは成長したが、格差が広がったのだ(今の日本みたいだ)

最後には、歴史問題から現代の問題に飛び、いろいろな質問に対して「政権が変わったとしても、世論が嫌韓を支持している限り、そこは変わらない。世論が支持しているようなことにあえて首を突っ込むはずがない」とおっしゃっていた。その通りやなとは思ったんだけど、世論をたきつけているのはマスコミで、マスコミは政府の圧力や忖度、金もうけで嫌韓を煽っているのが現状だ。

また外交問題に対しては、ホワイト国除外を日本が取り消すとは思えないから、国際裁判をして、法の解釈を決めないといけないと話した。最後の最後に「なんで韓国の大統領はあんなにいっぱい逮捕されるんですか?」の質問の途中に席を立った。

勘違いしないでほしい。確かに法を犯したかもしれないが、韓国の大統領だけが悪人ではない。司法が正常だから逮捕されているんだ。

圧力と忖度と、だんまりを決め込んだら逃げ切れる日本がおかしいんだ。権力を持つ人間が法の網の目からスルリと逃げてるだけなんだ。いまだに解明されていない疑惑は山積みだ。事務局からそんな質問があがったことに少しいらついた。次回は障害者差別解消法のお話を聞きに行きます。

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