自分らしく生きる

金曜日は人権文化のまちづくり講座でした。

センターの職員さんから、「セクシュアル・マイノリティがテーマの話を聞きたいなぁ」という意見があった。まちづくり講座でセクシュアル・マイノリティをテーマに取り上げたのは、野坂佑子さんにお越しいただいたぐらいだった。野坂さんの話もこれまたものすごく丁寧で勉強になった。

今回は「うーん、どうしようかなぁ」と思ったときに、家で、ふと、「!!!!!! 土肥さんとIPPOさん、二人呼んだらめっちゃ面白いんちゃうん?!」とおもいついた。そこからは一人でニヤニヤが止まらない。二人の対談とか、絶対面白いに決まってる。面白くないはずがない。気持ちはスキップ状態。

早速、お二人にアポを取り、依頼をした。老後のために2000万円貯金せなあかんしね!

チラシも頑張って作った。LGBTをイメージするレインボーをググると、7色かと思ったレインボーは実は6色だった。

ばっさりキレイに分けるのも、なんだか境界線を引いてるみたいでイヤだった。グラデーションにしたら、老眼なのかものすごく見づらかったので、浸食するような形にしてみた。

正直、チラシごときにここまでこだわる必要はない。まじまじ見る人だって少ない。だけど、やるからにはこだわりたい。短所でもあり長所でもある、私の人に任せられない性分だ。事前に3人で打ち合わせをしたけれども、ただの楽しい酒の席と化した。(後にお二人で打ち合わせをしてくださったようで、ほんまに申し訳なかった)

当日、まさに拙い司会。用意しておいたメモを忘れるというね。

多くの人に、「めっちゃ良かったわぁ」「めっちゃ面白かった!」と言われて、自分が講演して自分が褒められているかのような錯覚に陥る。

お二人の話はゆっくり聞くことはできなかったけども、自分らしく生きるというのは、自分を信じることなのかなと思った。マイノリティを取り巻くしんどい状況だけれども、たくさんの人が自主的に足を運んでくれて、2月に講師できてくださった李さんが参加者としてお二人の話を聞きにきてくださったことが本当に嬉しかった。つながってることを実感した。

懇親会でいろんな立場の人と出会って知り合って語れて、それが自分を生きるということなのかなと感じた。サラリとした人生ではなく、ザラザラしながらも、濃い人生を送りたい。

「あなたのおかげでいろんな出会いができました。本当にありがとう」

そういってもらえることが、今、私がここで仕事を続けられる唯一の励みといっても過言ではない。そう言ってくれる人がいることが、ここで働いててよかったと思えるエネルギーになっている。

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