デジタル時代のメディア・リテラシー

デジタル時代のメディア・リテラシー 参加と対話をとおして考える

8月21日は人権文化のまちづくり講座「デジタル時代のメディア・リテラシー 参加と対話をとおして考える」を開催しました。講師(ファシリテーター)はFCTメディア・リテラシー研究所理事で、弘前大学教育学部准教授の森本洋介さんでした。

前日に青森から大阪に来られて、「大阪は暑いです」とおっしゃっていました。

「メディア・リテラシー」の基本概念は諸説あります。それぞれの団体や個人で、基本概念とする部分が多少違いますが、今回は森本さんが理事を務めているFCTメディア・リテラシー研究所(以下FCT)の概念を基本に学び、進めていくことにしました。

「メディア・リテラシーとは、市民がメディアを社会的文脈でクリティカルに分析し、評価し、メディアにアクセスし、多様な形態でコミュニケーションをつくりだす力をさす。また、そのような力の獲得をめざす取り組みもメディア・リテラシーという」

FCTのスタディガイドにはこのように記されています。そして、メディアはすべて構成されている。メディアは「現実」を構成する。メディアは商業的意味をもつ。など、8つの基本概念を学んだのちに、映像の分析作業へと入りました。

前段の講義が難しく感じたという参加者が多かったのですが、実際にニュース映像を分析していくと、基本概念に部分に大きく頷くことができました。この日は、新元号が発表された4月1日の日テレのZEROのニュースを分析しました。

「なぜそのような」構成になっているのか、映像に登場しない人物、登場しない情報はどういったものかなどをグループで話し合いながら、学びを深めていきました。考える力を養うというのは、いくつになって必要かもしれません。

学校現場では、文字情報しか子どもたちに教えていないけれど、子どもたちは学校を出れば、スマホやYouTubeなど、映像による情報をしこたま取り入れてます。情報モラルに対する教育がなされているケースもありますが、「出てきた情報を考えるか」というのが、大人も子どもも大事だと感じました。

学校の先生や子どもたちに参加してもらいたいと思って、夏休みのお昼に日程を設定したんですが、あれやこれやとたくさんの事業(大人教、高野山研、児童館事業)とだだカブリでした・・・

翌日は高槻で子ども向けのメディア・リテラシー講座があり、映像制作をされたそうです。時間があれば豊中でも映像制作を実施したいです。

次回の人権文化のまちづくり講座は10月4日(金)に土肥いつきさんと田中一歩さんにお越しいただきます。

セクシュアル・マイノリティの問題を切り口に部落問題、ジェンダー、在日外国人の問題など、複合的にとらえながら、自分自身をどう生きるかということについて笑いをふんだんに盛り込みながらお話いただきます!

pcでみると若干ケバい色合いですが、実際のチラシは素敵です(手前みそ)

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