ドコモ市民活動団体助成事業

着々と事業が実施されている「ドコモ市民活動団体助成事業~児童養護施設周辺地域のCAPの実施~」です。

昨日は克明小学校教職員向けのおとなワークでした。

昨年12月に五中で実施された合同研修で、克明小学校の先生方も多く参加してくださいましたが、今回子ども向けワークの実施に向けて

担任の先生はじめ、再度、教職員ワークに参加してもらえました。

時間がタイトだったため、かなり凝縮されたプログラムの実施でしたが、「安心・自信・自由」の権利があることを全体で共有できたように思います。

助成事業は目的やその内容、ニーズや課題、団体の社会的役割、望ましい社会的状況などをとても細かくまとめなければいけません。

自分の行き当たりばったりな思いつきだけで企画立案をしている私にとっては、かなりの至難の業でした。

理事さんのおかげ(というかほとんど理事さん)で、なんとか申請書を書き終えましたが、

誰がどのように変化して、どのような成果があったのか、事業の継続性や工夫、将来的な広がりなども問われます。

今回の助成事業、CAPの普及活動は、子どもたちに暴力防止プログラムのCAPを届けることが目的で、そのためにもまずは「子どもの声を聞けるおとなになろう」というのがキーワードでした。

教職員向けのおとなワーク、保育士向けのワーク、保護者ワーク、地域住民向けのおとなワーク、こどもワークなどをとおして、一番変化したのは私自身のように思いました。

子どもへの愛情の再確認、今、自分自身が子どもに対して怒っていることの内容(例えばご飯を食べるのが遅いとか歯磨きにいかないとかいつまでもゲームをしてるとか)が、子どもの今後の将来にとって必要不可欠なことなのだろうか?と考えると、あまり怒ることもなくなりました(怒ってるけど)。

要は自分が用事を早く片づけたいだけの問題で、子どもが問題なのではなく、私の問題だということに気づきました。

CAPプログラムは一回聞いたらそれで充分という認識を持つ方もいらっしゃいますが、人間は忘れる生き物ですし、部落問題とて、一回聞いて終わりではありません。

子どもの権利、「安心・自信・自由」の大切さを繰り返し聞くことで自分自身を振り返ることもできるし、自分のことや、子育てを思い出すこともできます。

この間、その恩恵を一番受けたのは地域の大人や教職員、子どもたちよりも私だったのかとふと思いました。

自宅のトイレに貼ってあるCAPのポスターを見た長女(8歳)は、「私には自由があるわ」と言ってました。

安心よりも自信よりも自由があるっていうのも彼女らしいなと思ったし、今朝は、「きくことはだれにでもできるこころの、次の漢字、何て書いてあるん-ー?」と「手当」が読めずにお手洗いから叫んでました。

人権啓発は、成果が視覚化されにくいですが、明確に人々の心や思考に変化をもたらしていることを、私自身が体験させてもらうことができたように思います。

自分のなかのゴールが近づいてきていますが、できることはきっちりやっていきたいです。

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