「人権・部落問題学習で寝た子を起こすな論、逆差別論を考えるワークショップ」

7月4日、大阪市港区のHRCビルで「寝た子を起こすな論・逆差別論を考えるワークショップ(大阪人権協会主催)」がおこなわれた。

講師は大阪教育大学教授の森実さんで、森さんを「寝た子を起こすな論者」と仮定して参加者それぞれが森さんをどのように論破するかを考えるワークショップや不平等を体験することで「差別と平等」について考えていくミニゲーム、それから参加者同士による意見交換がおこなわれた。

自分も以前は寝た子を起こすな論者だったというエピソードや自分の地域で起こった部落問題に関わるエピソード、子どもの時から少しずつ教えていくことの大切さや部落問題を自分事の問題としてとらえられるような教育の必要性など、参加者から様々な発言が出されたが、ある参加者からの「寝た子はゆっくり丁寧に起こしていきましょう!」といった発言が個人的には一番胸に響いた。

寝た子を起こすな論についても逆差別論についても昔も今も根強く存在しており、これまでは「もうええわ」と思うこともあったが、決して諦めずゆっくり丁寧に啓発していきたいと思えるワークショップだった。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です