パラサイト 半地下の家族
子どもたちが無事に登校、登園を済ませたので、話題の「パラサイト 半地下の家族」を観にいってきました。
劣悪な環境で暮らす4人家族。タイトルにもなっているように、半地下の家で暮らす。
家の中で一番高い位置はトイレ。そのトイレで息子と娘は、近所を飛んでいるWifiの電波を必死に探す。父親は無職で、家族で内職でしのぐ。
ある日、友人から家庭教師の代理を頼まれた息子は、学歴を詐称して、裕福な家庭の高校生の家庭教師となる。次に妹を絵画療法士に仕立てあげ、そして父親を運転手に、母親を家政婦にして、半地下に住む家族は、高台の裕福な家庭へ寄生する。が、幸せは長くは続かない。さらに驚くべき事実が見えてくる。
韓国映画はバイオレンスなシーンが本当にきついが、この映画もたいがいきつかったし、なかなか怖い映画でした。
韓国ドラマのように、財閥が一般市民をバカにしたり、罵るようなセリフは一切ない。むしろ、ものすごくいい人のお金持ちで、鼻につくようなところはほとんど出てこない。しかし、半地下に住む人の「ニオイ」が気になる。
是枝監督の「万引き家族」と似たような話かなと思ったら、それとは違う内容でこれはこれで考えさせられたし、見れば見るほどゾッとする。もう一回観たいです。