ハンセン病養成講座
昨日はハンセン病回復者支援センター主催の、ハンセン病回復者等支援者養成講座に参加してきました。
基礎編2回は座学で、実践編は愛生園と光明園のフィールドワークです。これも参加したかった。
私は2回目だった昨日だけの参加でした。お話はハンセン病遺族・家族の会れんげ草の会副代表の黄光男さんです。お名前は知っていたのですが、お話を聞くのは初めて。住んでいる市が一緒なので勝手に親近感を抱いていました。
1歳のときに両親と離れ離れになり、再び9歳で家族と暮らすことになったものの、両親の記憶もないまま9歳まで育った黄さんは甘えることもできずに戸惑ったという。衝撃的な体験は絶句でした。
らい予防法が廃止となり、ハンセン病訴訟も勝訴し、家族訴訟も勝訴が確定した。安倍さんはハンセン病家族に深々と謝罪したというが、本当に謝罪しなければいけないのは、ハンセン病を家族にもつ人たちをいじめたり、差別したり、職を解雇したり、「学校に来るな」と言った教師たちではないのだろうか。
そういう人たちはハンセン病のニュースや訴訟をどのようにとらえているのだろう。
いじめられた人は覚えてるけども、いじめたほうはキレイさっぱりいじめたことを忘れているのだろうか。
当時は「無らい県運動」といって、ハンセン病の症状らしき人がいたら、行政に通報しなければいけなかった。だからといってハンセン病と診断された人やその家族を差別していいはずがない。
そういう人たちはどんな思いで今を過ごしているのだろう。
黄さんはお話の途中で自らギターを弾き、歌も披露してくださった。
29日は豊中に加藤めぐみさん、山城清重さんにお越しいただきます。同じ日程で黄さんは西宮でお話されます。