推進協議会

金曜日は障害者施策推進協議会に参加しました。

あまり具体的な内容は言えないのですが、2019年度に実施されたアンケート調査の概要をみると、障害当事者で「障害者差別解消法を知っている」という人が少ないことに驚いた。ただ、保護者が子どものかわりに答えて、「きっとこの子は知らんやろな」っていう感じで答えているケースもあるそうなので、数値そのものは曖昧だと思うと副会長さんがおっしゃっていて、なるほどなーと思った。

差別的な発言があることも、子ども同士だとそういう発言はあるが、保護者がいてる時にはしないから、もっとあるはずだという。

障害児の保育所優先入所に保護者の就労条件がつけられたり、豊中のインクルーシブ教育はどこに行ったの?と言いたくなることが多々あった。

委員さんの、「差別があるから、障害児が優先的に入所できるようになった経緯があるのに、そんなんが全部なくなってきてる」という発言にほんまにその通りやなと思った。療育や集団生活といったいろんなことがあるが、根底には差別があるからだ。そういう理路整然とした発言が出る場に自分がいられたことをすごく嬉しく思ったし、安心できる場であることを改めて実感した。

障害者施策協議会は2年任期で、きっとあと一回程度の会議で終わりだと思う。

豊中市が色々と取り組んでいることや、行政内部でも部局に寄っては、障害者施策の取り組みに関してそれぞれの事情や温度差があることなど、知らないことがたくさんありました。

何より、会長さんのファシリテートが素晴らしく、常に新しい発想や意見をおっしゃってくださって、グループワークをしたときもありました。会議終了後の傍聴人との意見交換会なども、とても画期的なことだと思いました。委員さんではない障害当事者やサポネの方など、知らなかったことをたくさん教えてもらえることができました。

市民委員として何もわからず、何もできなかったけれど、私自身が本当に色々と学ばせてもらえた場となったので、障害があることで排除されることがない社会づくり、仕組みづくりや、今後の協会事業にもしっかりといかしていきたいです。

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