嬉しい言葉
機関誌を読んでくださった方から嬉しいお言葉が記されたはがきが届きました。
こういう言葉がほんとうにありがたいし、また頑張ろう!というやる気に繋がります。
部落問題、同和行政、まちづくり協会を取り巻く現状が変化しています。
時代の変化とともにさまざまな人権課題も変化しています。しかし、部落差別はなくなっていません。寝た子を起こさなくて解決した差別問題はないはずです。顕在化していた問題が潜在化しただけで、部落出身だということ、部落に住んでいるということ、住んでいたということを、胸を張って言える人というはまだまだ少ないはずです。
そこにはやはり「差別」があるからではないでしょうか。
毎日毎日、差別事件が発生している訳ではないし、部落差別に関する相談や問い合わせが毎日あるわけではありません。(そんなんは他の差別問題も同じです)
それでも私たちは、ここで、この場所で、この地域で、人権問題について正しく知る機会を提供したり、うっとおしいことも山ほどありますが。むしろうっとおしいことのほうが多いですが、センターに来る人とつながって、他愛のない話をしながら、いろんなことを知ってもらう努力をしています。
それがまちづくり協会の役割だし役目だし仕事だとわたしは思っています。
数字でなんかは測れないプロセスがあり、結果があります。
人権は優しさやおもいやりではありません。人間の権利です。時にその権利は対立を生みますが、それも権利です。
協会の人権が侵害されてるんちゃう?って思うことも最近多いですが、協会がなくなってしまえば、もっともっと自分の権利が侵害されてしまうことが増えるかもしれません。
今ある状況が当たり前と思わず、思考停止せずに生きていきたいなと日野さんからのはがきをみて、ふと思いました。
※業務連絡ー 解放に転載していいですよ!(笑)
私たちの直面している状況を知ってのことではありませんが、こうしたお便りが届くのも、何かの縁だろうと思います。以心伝心のようでもあります。
しっかりと受け止め、見てくれている人は、そこここにおられるということも確信できます。心強い限りです。
協会の仕事の値打ち、一番身近にいる者がわからない、それが残念ですが、事態がどう転ぼうが、「この道」を行くしかありません。