ブックトークへのご参加ありがとうございました。

【ブックトークを開催いたしました】

●『整体入門』(野口晴哉)

●『「橋のない川」住井すゑの生涯』(北条常久)

●『死ぬまで落ち着かない』(鶴見 済)

●『何度でも読みたい 教科書の泣ける名作』

●『雪冤』(大門剛明)

●『アンビバレント山上徹也が私だけに明かした謎の核心』(鈴木エイト)

●『医人の夢』(久坂部羊)

●『ネコの手を借ります。』(山本甲士)

●『堤未果の「すばらしい新世界」』(堤未果)

●『ペネロピアド』(マーガレット・アトウッド)

●『戦中派』(前田啓介)

●『Z世代は戦後初めて銃をとるかもしれない』(丹羽宇一郎)

●『人はなぜ言葉を話すのか?』(スヴェリケル・ヨハンソン)

●『戦争が変えた世界史』(伊藤敏)

もうすぐ8月がやってくるからでしょうか。今回のブックトークには、偶然にも「戦争と平和」についての本が多く集まりました。

今回は7人の皆さんがそれぞれの本を開きながら、日々の生き方や未来への願いについて、とても豊かなお話をたくさん聴かせてくれました。

前半は、日々の暮らしや、身体の自然な力を引き出すヒントをくれる『整体入門』や、自分と向き合いたくなる『死ぬまで落ち着かない』の紹介では、みんなの気持ちに寄り添うようなじっくりとした時間が流れます。また、空き時間にコンビニで出会ったという『何度でも読みたい 教科書の泣ける名作』の紹介では、作中にある中島みゆきさんの歌詞を朗読していただく贅沢なひとコマもありました。

その一方で、歴史や現代のリアルにハッとさせられる本たちも。戦前・戦中・戦後、激動の時代を平等を訴えつづけた生きた女性像に驚かされる『「橋のない川」住井すゑの生涯』

死刑囚の冤罪と人間の葛藤に迫るミステリー『雪冤』

世間を揺るがした事件の核心を追う『アンビバレント』

医療の理想と現実を鋭く風刺した『医人の夢』

クスッと笑えて日常に元気をくれる『ネコの手を借ります。』

そして現代社会の裏側と利権に鋭く切り込む『堤未果の「すばらしい新世界」』など、多彩な切り口の作品が並びます。

後半に向けて、対話は自然と「平和」へと合流していきました。ギリシャ神話の英雄の妻の視点から戦争の影を描く『ペネロピアド』。激動の昭和を生き抜いた若者たちの肉声を捉え、死者という他者を内に抱えながら、高度経済成長の原動力となった数奇の世代の昭和史『戦中派』。元中国大使の視点から緊迫する国際情勢に警鐘を鳴らす『Z世代は戦後初めて銃をとるかもしれない』。数々の戦争が人類の歴史をどう動かしてきたかを紐解く『戦争が変えた世界史』

これらの本を通じて、「戦争が起こって何が変わってしまったのか」「起こさないために私たちができることは何か」という問いが、みんなの間でじっくりと深まっていったように思います。

特に印象的だったのは、『人はなぜ言葉を話すのか?』から広がった「人は一人では生きていけない共生生物である」というお話です。「人に迷惑をかけてはいけない」という呪縛に囚われがちです。そんな中、参加者のお一人から紹介された「人に迷惑をかけてもいいが、他人の迷惑にも寛容であれ」という家訓には、なるほど!と深く頷いてしまいました。

どのような形で子どもたちに平和な未来をつないでいくのか。

アプローチは違っても、「戦争を起こしたくない」「誰もが生きやすい社会にしたい」という根っこの願いは全員が一つであることを、実感できる時間となりました。

今回出会った本や気づきを何ヶ月もかけて参考にしながら、また日々の生活を丁寧に営んでいきたいと思います。

ご参加いただいた皆さま、豊かな時間を本当にありがとうございました。次回は9月に開催いたします。

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