「復員兵のPTSDに巻きこまれた家族」にご参加いただきありがとうございました。

【2026年度世界人権宣言豊中連絡会議記念講演】

昨日開催いたしました、「復員兵のPTSDに巻きこまれた家族」には、約80名もの皆様にご参加いただきました。
会場に足を運んでくださった皆様、スタッフの皆様、本当にありがとうございました。

講師にお迎えしたのは、「PTSDの日本兵家族会・寄り添う市民の会関西」の藤岡美千代さん。

シベリア抑留を経て復員されたお父様から受けた幼少期の激しい虐待や暴力、ご自身もフラッシュバックや我が子への「虐待の連鎖」に直面しながらも、長年ピアカウンセリングや学びに身を投じてそれを乗り越えてこられた人生を力強く語ってくださいました。

あまりにも辛く、話しづらい過去を、勇気を出して言葉にしてくださる藤岡さんの姿に、会場全体が胸をいっぱいにして聞き入る時間となりました。

参加者からは、

「すごい体験を聴いて言葉を失いました。復員兵の家族の厳しい生活を初めてききました。PTSDの兵士はたくさんいて、その下で何世代も苦しんでいる家族が沢山いる事が分かりました。」

「戦争が人に残す傷の深さについて深く考えさせられた。戦争トラウマが代々影響する恐ろしさが理解できました。こころのキズを抱える方への理解の重要性を再認識しました。」

「実体験に基づく語りが非常によかった。ご自身の自己目標を定めて、力強く生きていく姿に頭が下がります。負からプラスに転化した生き方に、教えられることが多くありました。」

「父の暴力を考え直すきっかけとなった。暴力、いじめ、虐待の連鎖を目の当たりにし、戦争は絶対に起こしてはいけないと改めて強く感じた。」

「虐待、暴力を止めるために出来ることを具体的に言葉にして下さりありがとうございます。非暴力である事、声を上げる事の大切さ、周りの大人たち、友人たちが注意する事の大切さ、黙認の怖さなどもよくわかりました。」

など、のご感想をいただきました。

家庭内で起きる暴力や虐待、

「家庭内のことだから」と目を背けてしまう無関心や黙認の怖さについて、私たちはどう向き合っていけばいいのでしょうか。

藤岡さんのお話や皆様の感想にあったように、

自分自身が「非暴力」のコミュニケーションを選択していくこと

違和感やSOSを隠さずに「声を上げる」こと

身近な誰かの異変に気づいたとき、黙認せず、周りの大人や友人がそっと注意したり声をかけたりすること。

これらの一歩は、どれも特別なことではなく、私たちの日常の地続きにあるものです。「黙認しない社会」をどう作っていくか、こころのキズを抱える人にどう寄り添っていくか。正解を誰かが提示するのではなく、私たち一人ひとりが身近なところから、一緒に考え、気づき合っていけたらと願っています。

大変貴重な命の語りをしてくださった藤岡美千代さん、そして共に学びの場を作ってくださった参加者の皆様、本当にありがとうございました。

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