事務局長が変わります。

昨夜(17日)、「協会」の臨時評議員会があり、「理事辞任に伴う後任理事の選任」が行われました。具体的には、私(佐佐木)の理事(現・事務局長)辞任に伴い、その後任理事に酒井留美(現・事務局職員)が選任され、併せて事務局長に就任することが確認されました。したがって、佐佐木は3月末をもって事務局を退職することも確定しました。

 辞任にあたり、次のようにあいさつしました。

「協会」は4月から新しいスタートを切りますから、本来であれば、「協会」が無事に新しい道へ踏み出すのを見届けるべきところですが、諸般の事情により、本日をもって「協会」理事を辞任し、3月末でに事務局を退職することにしました。
時代も状況も刻々と変わり、これまでの考えややり方がだんだんと通用しなくなり、行政ともぶつかることが多くなり、抜き差しならない事態に陥ることもまれではなくなってきました。こうした中、「協会」を生かすためにはどうしたらいいか?よくよく考えた結果、「私自身が身を退く」、これしかないなあと思いを定めました。それによって、私自身はある意味で「解放」されるし、「協会」も新しい道に進むことができます。「新しい酒は新しい革袋に盛れ」と言う通りです。
  そして、こうも思いました。「協会」は事業団体で、運動体ではありません。一方、解放同盟はその逆です。この間に起きたさまざまな問題は、「協会」が対応できる範囲を超えており、解放同盟が前面に出て対応するべきものです。たまたま、私が両方を兼ねていることから、ややこしくなった側面もあります。
  ここは、運動と事業を分け、解放同盟と「協会」の役割を分け、担う人も分ける、これが正解ではと思いました。私は「協会」からは身を退きますが、解放同盟の立場で豊中の部落解放運動に引き続きかかわっていきます。また、後任には酒井さんが就任することになりましたので安心ですが、みなさんの一層の支援と支えが不可欠ですので、よろしくお願いします。

 事務局長として12年、事務局員として44年(間に10年のブランクあり)の歴史にピリオドを打つことになります。決して短い時間ではありませんし、68年の人生の大半を占めていますから、その意味では感慨もひとしおいうところでしょうか。とりあえず、あと2週間、しっかり、きれいに始末をして、“次”に備えたいと思います。 今日まで公私にわたり、いろんな意味でお世話になった方々にこの場を借りて改めてお礼申し上げます。

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